書きかけの詩 ＭＵＤＡＩ（無題） ※無断転用禁止

切ない夜には、ぬくもりが欲しい
寂しい夜には、温めてくれる誰かが欲しい

なぜ人はこんな切ない夜を迎えるの
なぜぼくはこんな寂しい夜に独り

切なさを忘れるために、今宵もグラスかたむけ
寂しさを紛らせるためにも、今夜も眠れぬ夜

疲れ果てた体に、紅き血潮のワインがしみる
疲れ果てた心に琥珀色のウィスキーが響く

どんなにウォッカを空けても
どんなにハバナくゆらせても

私の心は空虚な古城（キャッスル）
僕の心はうつろなマリオネット

決して満たされることない、今は
決して終わることない現実

逃げることは許されない
戦うことから目をそむけるな

酒と煙草に逃げ出したのは、今はなき、昔の自分
鏡を見ろ、見つめているのは過去（おもいで）に別れ告げた僕

寂しさも、切なさも、自分の心が生み出す悪魔
悲しみも、嘲りも、自分の作り出したデジャヴュ

切ない夜も、寂しい夜も
もういらない

逃げ出すことはしないよ
ただ立ち向かうことだけさ

切なさも、寂しさも
すべては愛しさから始まる

きっと、気づくさ
いつか、きっと

ほんものの愛に
本当の出逢いに

そうさ、いつか、きっと・・・